【Clarity】無料のヒートマップツールを使って行動分析・興味関心を調べる

2023年5月24日

Webサイトの改善・コンサルティングには、ユーザーの行動を分析することが重要です。

ユーザーがどこに注目し、どこで離脱するのかを知ることで、Webサイトのデザインやコンテンツを改善することができます。

ヒートマップツールは、ユーザーの行動を視覚的に分析することができるツールです。
ヒートマップツールを使用すると、ユーザーがWebサイトのどの部分に注目し、どの部分をクリックしているのかを簡単に確認することができます。

アナリティクスなどでは数値や行動フローで見ることができますが、より直感的に見ることができます。

Microsoft Clarityとは

Microsoft Clarityは、Microsoftが提供している無料のヒートマップツールです。ヒートマップツールとは、ユーザーのWebサイト閲覧時の行動を視覚的に分析できるツールです。Clarityでは、ユーザーのクリックやスクロール、視線の動きをヒートマップや動画で確認することができます。

Clarityを導入することで、ユーザーのWebサイトのどこに興味を持ち、どのページをよく見ているのかを把握することができます。この情報をもとに、Webサイトのデザインやコンテンツを改善し、ユーザーの満足度を向上させることができます。

Clarityのメリットは

1.無料で利用できる
2.アカウントあたりのサイト数の制限がない
3.トラフィックの制限がない
4.データ保有期間が無制限
5.Google Analyticsと連携できる

Clarityは、Webサイトの改善を検討している企業や個人におすすめのツールです。

Clarityの設定方法

Clarityを使用するには、まずclarityのアカウントを作成する必要があります。アカウントを作成したら、WebサイトにClarityのタグを設置します。タグの設置が完了すると、clarityでWebサイトの行動を分析することができます。

1.Clarityの公式サイトにアクセスします。
2.「無料アカウントを作成」をクリックします。
3.メールアドレスとパスワードを入力し、「作成」をクリックします。
（マイクロソフトのアカウントがあればログインできます）
4.自分のWebサイトのURLを入力し、「作成」をクリックします。
5.タグを取得します。またはアナリティクス・Googleタグマネージャーを連携すればタグの埋め込みは必要ありません。
6.タグをWebサイトに埋め込みます

ダッシュボード　例）

Clarityで応用、分析できるデータは、以下の通りです。

ユーザーのWebサイトのどこに興味を持ち、どのページをよく見ているのかを把握する
Webサイトのデザインやコンテンツを改善する
コンバージョン率を向上させる
ユーザーの満足度を向上させる

このあたりはアナリティクスとあまり変わりません。

決定的なアナリティクスとの違い

■ヒートマップが見れる
■ユーザーの動きが見れる

例）

上の例は画像なので、動きが分かりませんが、実際には「レコーディングを表示」するとマウスの動きなどが確認できます。

見慣れているアナリティクスで数値を、直感的にヒートマップが見たい場合はClarityを見るなどのすみ分けで考えるといいですね。
これらのデータを分析することで、ユーザーの興味関心やWebサイトの改善点を知ることができます。
Clarityは、Webサイトの改善に役立つ無料のヒートマップツールです。
Webサイトの改善を検討している方は、Clarityをぜひお試しください。